2011年11月22日火曜日

あがりとあがり症について

前回紹介した、新田祥子さんのYouTubeの中身を簡単にまとめてみた。

◎あがりとは何か?
他者からの評価に対する脳の防衛反応(本能)。私たちがあがりを認識するのはドキドキ、声の震え、発汗、体の震えなどが他人に見えているのではないかという意識が働いている。つまり、他者からの評価を恐れている。内的反応であり、他人に見えないのに、見えていると思い込んでいる。あがっていると思われているのではないか。他人の評価を気にしながら何を守っているのか。それは自尊心である。
他者からの評価を気にして自己否定し、自尊心を守るために自己肯定しようとしている。自己否定しながら自己肯定しようとする内部葛藤が起きている。自分に過注目してますますあがる。ますます自信がないという状況が作られ、自意識が敏感になる。悪循環が形成される。

◎あがり症とは何か?
脳の条件反射。人前で話すことを想像するだけで身体症状が出てしまう。

◎あがり症の克服とは? 
条件反射を遮断しない限り、どんなに場数を踏んでもあがり症克服のスタートラインには立てない。あがり症が脳の問題であることを理解して実践しなければならない。ドキドキしながらの場数はドキドキして話している記憶の上書きしかできず意味がない。学習とは記憶の上書きである。あがらない記憶を脳に学習させてから、ドキドキせずに話す場数を増やす。
つまり、あがらない脳をいかにマネジメントするかを考えるべきである。脳をいかに安心感で満たすか。それがあがり症克服のゴール。脳内に不安感情を記憶しない。不安感情の強さが心臓をドキドキさせる。極度の恐怖心で身体症状が出てしまう。あがり症の克服とはいかなる場所でもドキドキせずに話せること。例えば、3日後にスピーチがあると予期したときにドキドキなどの身体反応が出ない。条件反射を遮断して、新たなあがりを作らないことが必要である。
理論+実践で脳を安心感で満たす。それによってあがり症を克服できる、というのが新田祥子さんの考え方。

新田祥子ブログ:セルフコンフィデンス
http://gomari.cocolog-nifty.com/selfconfidence/

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